The moon stares at us ... Ep.2
おじいちゃん…泣いてる場合じゃないよね?
パパとママが死んじゃった時、おじいちゃんは言ったね…
もうお前は子供じゃないんだからって…泣いてばかりいたらパパ達も悲しむって。
だからもう泣かないよ、あたしこう見えてももう大人なんだもの。
過去を変えてやる…これ以上、あいつの好きになんてさせない…!
オニーソン 「なんだ、騒々しい…ITO-3、彼女を通したまえ」
ITO-3 「かしこまりました」
オニーソン 「やぁ、よく来たね…君は確か…アニーソンの友達の…」
エレンディア 「あんたに名乗る名前はないっ!!」
エレンディア 「この野郎…あんたのせいであたしの家族は…みんなは…!!」
オニーソン 「乱暴な小娘だ、アニーソンはこんなのが趣味なのか…」
エレンディア 「貴様……許さないっ…!!」
オニーソン 「僕に手荒な真似をするようなら君の命はない…
僕をなんだと思ってる? 人類が月に移住する事が出来たのもみんな僕が…」
エレンディア 「地球に住めなくなった原因を作ったのもお前だろっ!!」
オニーソン 「まぁまぁ…君は賢いレディーなんだろ? 大人しく用件を話してみたまえ」
エレンディア 「お前…タイムマシンを作ったんだろ…」
オニーソン 「まだあれは試作だ、完成はしていない」
エレンディア 「噂で聞いてるんだ、こっちは…もう時間移動は可能だって!」
オニーソン 「ははは…僕は有名だからね、もうそんな噂が出回っていたか」
オニーソン 「自由に使うといい…まだ有人実験はしていないからな、ちょうどいい機会だ」
エレンディア 「えっ…?」
オニーソン 「僕の発明品達によると片道でのタイムトラベルは可能なようだ」
エレンディア 「それって…行ったきり、元の時代に帰れる保障はないと…?」
オニーソン 「それを君が証明してみせたらいい…」
エレンディア 「タイムマシンの場所は…?」
エレンディア 「もうあたしには帰る場所なんてないんだ…これでたとえ戻れなくなったとしても…」
エレンディア 「あたしは信じて進むだけ…過去は変えられると…!」
エレンディア 「ここか…無事に動いてくれるんだろうか…」
エレンディア 「今は信じて進むのみ…おじいちゃん、行ってくるね…!!」
エレンディア 「時代は、2008年…おじいちゃんの曾祖母、ちまちまへちま社の初代社長の若い時へ!」
『インプット完了…2008年に時空移動を開始します』
・
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エレンディア 「ぐぅ…体がねじり切られそう…お願いだからあたしの体もって…」
オニーソン 「風花ちゃん…タイムマシンは完成しそうだよ」
オニーソン 「僕がどんなにいろんな発明をしても、君を甦らす事なんて出来なかった…
どんなに君に似せたロボットを作っても、君にはならなかった…
だから僕は…せめて過去の君にもう一度だけ会いたかったんだ…」
アニーソン 「オニーソンっ!!!」
オニーソン 「祖父に向かって呼び捨てはやめなさいと何度も言ったはず…」
アニーソン 「今はそんな事どうでもいいんだよっ!!
エレンディアがここへ向かったという情報を得た…あいつをどこへやった!?」
オニーソン 「どいつもこいつも乱暴だねぇ…君のガールフレンドはもうここにはいないよ」
アニーソン 「くそ野郎…どこにやったか言えと言ってるんだっ!!」
オニーソン 「君は僕の可愛い孫だが、僕に乱暴をするような事をすれば孫である君でも許さない…!」
アニーソン 「くっ……」
オニーソン 「君のガールフレンドは過去に飛んだよ、僕の発明した試作品のタイムマシンでね」
アニーソン 「なんだって…!?」
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エレンディア 「ここが……地球…?」
ちま 「わぁ、うさぎちゃんだー!」
エレンディア 「えっ…!?」
パパとママが死んじゃった時、おじいちゃんは言ったね…
もうお前は子供じゃないんだからって…泣いてばかりいたらパパ達も悲しむって。
だからもう泣かないよ、あたしこう見えてももう大人なんだもの。
過去を変えてやる…これ以上、あいつの好きになんてさせない…!
オニーソン 「なんだ、騒々しい…ITO-3、彼女を通したまえ」
ITO-3 「かしこまりました」
オニーソン 「やぁ、よく来たね…君は確か…アニーソンの友達の…」
エレンディア 「あんたに名乗る名前はないっ!!」
エレンディア 「この野郎…あんたのせいであたしの家族は…みんなは…!!」
オニーソン 「乱暴な小娘だ、アニーソンはこんなのが趣味なのか…」
エレンディア 「貴様……許さないっ…!!」
オニーソン 「僕に手荒な真似をするようなら君の命はない…
僕をなんだと思ってる? 人類が月に移住する事が出来たのもみんな僕が…」
エレンディア 「地球に住めなくなった原因を作ったのもお前だろっ!!」
オニーソン 「まぁまぁ…君は賢いレディーなんだろ? 大人しく用件を話してみたまえ」
エレンディア 「お前…タイムマシンを作ったんだろ…」
オニーソン 「まだあれは試作だ、完成はしていない」
エレンディア 「噂で聞いてるんだ、こっちは…もう時間移動は可能だって!」
オニーソン 「ははは…僕は有名だからね、もうそんな噂が出回っていたか」
オニーソン 「自由に使うといい…まだ有人実験はしていないからな、ちょうどいい機会だ」
エレンディア 「えっ…?」
オニーソン 「僕の発明品達によると片道でのタイムトラベルは可能なようだ」
エレンディア 「それって…行ったきり、元の時代に帰れる保障はないと…?」
オニーソン 「それを君が証明してみせたらいい…」
エレンディア 「タイムマシンの場所は…?」
エレンディア 「もうあたしには帰る場所なんてないんだ…これでたとえ戻れなくなったとしても…」
エレンディア 「あたしは信じて進むだけ…過去は変えられると…!」
エレンディア 「ここか…無事に動いてくれるんだろうか…」
エレンディア 「今は信じて進むのみ…おじいちゃん、行ってくるね…!!」
エレンディア 「時代は、2008年…おじいちゃんの曾祖母、ちまちまへちま社の初代社長の若い時へ!」
『インプット完了…2008年に時空移動を開始します』
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エレンディア 「ぐぅ…体がねじり切られそう…お願いだからあたしの体もって…」
オニーソン 「風花ちゃん…タイムマシンは完成しそうだよ」
オニーソン 「僕がどんなにいろんな発明をしても、君を甦らす事なんて出来なかった…
どんなに君に似せたロボットを作っても、君にはならなかった…
だから僕は…せめて過去の君にもう一度だけ会いたかったんだ…」
アニーソン 「オニーソンっ!!!」
オニーソン 「祖父に向かって呼び捨てはやめなさいと何度も言ったはず…」
アニーソン 「今はそんな事どうでもいいんだよっ!!
エレンディアがここへ向かったという情報を得た…あいつをどこへやった!?」
オニーソン 「どいつもこいつも乱暴だねぇ…君のガールフレンドはもうここにはいないよ」
アニーソン 「くそ野郎…どこにやったか言えと言ってるんだっ!!」
オニーソン 「君は僕の可愛い孫だが、僕に乱暴をするような事をすれば孫である君でも許さない…!」
アニーソン 「くっ……」
オニーソン 「君のガールフレンドは過去に飛んだよ、僕の発明した試作品のタイムマシンでね」
アニーソン 「なんだって…!?」
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エレンディア 「ここが……地球…?」
ちま 「わぁ、うさぎちゃんだー!」
エレンディア 「えっ…!?」