#06 VS アニーソン 中編
アニーソン 「待てっ! 迷探偵! 真実を先に見つけるのは、この俺様だっ!」
オニーソン 「負けてたまるかー! 僕だって…僕だって…!!」
《ズッデーン!!》
オニーソン 「いでで…」
アニーソン 「あばよ、迷探偵…お前に真実なんて見つけられるわけないんだよ!」
オニーソン 「まっで…おいでがないで…」
オニーソン 「うう…僕の大切な歌のオニーソンの衣装がぁ…」
アニーソン 「あれは…?」
歌音 「お弁当、大量ゲーット☆ これでしばらくはうちも安泰ね☆★」
アニーソン (どうして関係者しか入れない所に、あいつがいるんだ…?)
アニーソン 「おい、お前…どうして、こんな所にいるんだよ?」
歌音 「あっ、アニーソンさん、こんにちは〜新人子役って言ったら簡単に通してくれたんですよ〜」
アニーソン 「なんだって…じゃあ何の為にここに来たんだ?」
歌音 「それは内緒です☆ 私、まだやらなくちゃいけない事があるんで…それでは!」
アニーソン (あいつ…なんか隠してるな…探偵の勘がビンビンうずいてるぜ)
オニーソン 「何、一人でかっこつけてるんだよ〜僕も混ぜてよ、仲間外れにしないでよ〜」
アニーソン 「おい馬鹿、今すぐちっぽの楽屋に戻るぞ!」
オニーソン 「馬鹿って言うなぁ…僕は、世界最高峰の変態だっ!」
〜 ちっぽの楽屋 〜
アニーソン 「やっぱりな…不自然な形であるものだけが無くなっている…」
オニーソン 「ねぇ聞いてる? 僕は世界金メダルの変態だって…」
アニーソン 「これでようやく事件解決だぜ…残念だったな、迷探偵」
オニーソン 「迷探偵じゃない…! 僕は変態さんだっ…!」
アニーソン 「さっきからしつこいんだよ、お前…まぁいいや、今日楽屋で食べた弁当の中身言ってみろ」
オニーソン 「しつこいぐらいが変態なんです! もう、わかってないんだからぁ…」
アニーソン 「馬鹿、人の命が奪われたんだぞ? もっと真剣にやれよ!」
オニーソン 「そう…ですよね…えっと、今日の歌オニのお弁当は…」
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オニーソン 「うひひ〜今日のお昼も僕の大好きなコーラにお弁当のセットだぞ!」
オニーソン 「こんだけあれば、炭酸だけでお腹いっぱいになれそうだ!」
オニーソン 「今日のコーラセットについてた、お弁当の中身は…おにぎり…ゆでたまご…たこさんウィンナー…それと、ハンバーグ…」
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アニーソン 「それだっ…!!」
アニーソン 「よく見てみろ…お前が今言った弁当の中身で、ある物だけが不思議な形で消えている…」
オニーソン 「本当だ…! ハンバーグだけがない…!」
アニーソン 「全く勝負にすらならないぜ…手加減無しで悪かったな、迷探偵…」
オニーソン 「だから、僕は変態さんなんですってば!」
アニーソン 「もう、犯人がわかったぜ!!!」
オニーソン 「ええぇぇっ!!」
アニーソン 「犯人は、さっき廊下で怪しい行動をしていた、歌音だっ!!!」
オニーソン 「うええぇぇぇぇぇっ!!! ありえないっすよー!!!!」
アニーソン 「やつは、ちっぽの弁当を奪う為にちっぽの楽屋に潜入、ちっぽが歌音の弁当を盗む行為を問いただした所、やつは自分を守るために、ちっぽにハンバーグを無理やり食べさせた…!」
アニーソン 「番組が犬であるちっぽに玉ねぎ入りのハンバーグを弁当に出すわけがない…歌音は、他の場所で盗んだ他の出演者の弁当を、ちっぽを黙らせるために食べさせたんだ!」
オニーソン 「そっそんな…ちゃんと証拠もないのに、ひどいじゃないですか!」
アニーソン 「証拠は消えたハンバーグ…それだけだ!」
オニーソン 「親友・しーちゃんの妹…歌音ちゃんを守るため、変態探偵が人肌脱ぎましょう!」
アニーソン 「おい…事件は解決したんだ、早く犯人を捕らえに…」
オニーソン 「歌音ちゃん、僕オニーソンにお任せあれ! 本当の真実は僕が見つけてみせる!!」
オニーソン 「ついでに1分持たせてみせる、お父さんの名にかけて!!!」
アニーソン 「やれやれ…本当にどうしようもない馬鹿だな、こいつ…」
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〜 歌のオニーソン・ちびっ子用楽屋 〜
姫子 「ちょっと、あんたがディレクター? 馬鹿でかい図体しといて、ほんと能無しなのねぇ…」
ディレクター 「もっ申し訳ないね…ちょっと面倒な事になってるから、もう少し待っててくれるかな?」
のんのん 「その間は、ぼくとたるとの武装ショートコントでつなぐと良いと思うにゃ!」
たると 「そうだよ、おじさん〜たると達に任せてよ〜」
ディレクター 「これだから子供は…いや、ごめんね…もうちょっとだけだから、良い子のみんななら出来るよね?」
ひなちゃん&ひより 「はーい、できまーす!!」
くらうど 「あいつは別に俺の親戚とかじゃないんだからな…」
姫子 「なんなのよ、あいつ…すごい感じ悪くなーい?」
のんのん 「そういえば、やつがいないにゃ…あの変態が」
たると 「いつもはその辺りにひざまずいてるのに、どうしちゃったんだろう…?」
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らんらん 「どうしてぼくだけ楽屋に入れてもらえないんだろう…もしかして、放置プレイ?」
アニーソンの素早い行動力と推理により、犯人となってしまった・歌音…
はたして、オニーソンは親友の妹を救う事が出来るのか…!?
そして、楽屋に入れてもらえない一人の少女…その真相は!!?
次回で全てが明かされる事となります…その真実をあなたの目で確認して下さい。
それでは、後編をどうぞお楽しみに!!!