エステ行ってきました
風花 「最近、この乾燥の季節でみんな髪とかボッサボサやろ?」
きなこ 「それはお前だけなんじゃないのか…?」
風花 「社長やってその意味わからんピンク髪だいぶくすんでるやん!」
詩音 「ちょっと…メス同士のケンカなんて醜いだけだからやめてくれない?」
鈴葉 「どうして私の部屋にしーちゃんがいるの…?」
風花 「…って、そんな事はええねん…とにかく聞いてや」
きなこ 「なんだよ…?」
風花 「あのな、うちのオカンがエステの無料体験クーポン大量にくれたんや」
鈴葉 「小学生でエステ…なんて大丈夫なんですか…?」
風花 「今どきの小学生の女の子の間では、エステなんて当たり前やで?」
きなこ 「ついていけない…」
風花 「今からそんな髪ボサボサでくすんだままやったら、ババアになった時にエライ事になってるで!」
きなこ 「そっ、それはホントなのか…?」
風花 「ちゃんとピーチレモン3月号の特集にそう載ってますから!」
詩音 「そのエステすれば、僕みたいな何の欠点もない美しい乙女もさらに美しくなるって事?」
風花 「もうオカンに頼んで予約してあるんや、はよ行きましょ!」
きなこ 「まぁ、あたしも一応女だしな…髪はすごく気にしてるし…」
鈴葉 「きなこ社長…なんか可愛いですね、ちょっと萌えた」
詩音 「ちょっとちょっとー! この世界一美しい乙女を無視しないでちょうだいよ!!」
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詩音 「見て見て、今泥パックしてるとこなの」
風花 「しーちゃん…なんか…」
鈴葉 「言いにくいですが…」
きなこ 「とにかくひどいな…」
詩音 「むきー! 何がひどいのよー!!」
風花 「ちょーやばいイケメンが、あたしの髪を綺麗にしてくれたんやで!」
鈴葉 「風花ちゃん…髪が濡れてるとなんか別人…」
風花 「なんかあたしの姿勢悪いから、強そうなオバちゃんがマッサージしてくれるって」
鈴葉 「わざわざ脱がなくてもいいんじゃ…」
きなこ 「んん…すっきりした…ほんとに綺麗になったのか…?」
鈴葉 「社長、すごく可愛いですよ…萌え萌えです」
きなこ 「ん? なんか言ったか…?」
鈴葉 「いえ、何も…」
鈴葉 「私はすごく髪が長いから時間かかっちゃいました…」
鈴葉 「あら…眼鏡どこに置いたかしら…」
詩音 「くぅー!! サッパリクッキリハッキリしーちゃんキターーーーッ!!」
風花 「でこ広いだけやと思っとったけど…」
きなこ 「将来あぶないな…」
鈴葉 「お願いだから、しーちゃんはいつまでも髪フサフサでいて…!」
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風花 「無料でここまで出来たら、満足満足やな」
鈴葉 「風花ちゃん、ありがとう…私の髪もすごいサラサラになりました」
きなこ 「あたしも…指通りなめらか…」
詩音 「これでオニーソンもさらに僕に惚れ直しちゃうコト間違いなし!!」
きなこ&鈴葉&風花 「………………めんどくさい」