雨の日の出会い
??? 「ええっと…お兄様、出来れば私に名前を付けてくれませんか…?」
オニーソン 「ん?」
??? 「別に可愛い名前とかじゃなくていいんです…お兄様の付けて下さる名前なら私はどんな名前でも…」
オニーソン 「うう…やばいぞ僕…僕に素晴らしいネーミングセンスなんてないじゃないか…」
オニーソン 「いや〜今日は良い天気…じゃなくて、素敵な雨ですねー」
??? 「あめって何ですか…?」
オニーソン 「おっ、思いついちゃったぞ!!」
オニーソン 「ちみの名前は…ちみのお名前さんは……」
オニーソン 「レイニーちゃんだっ!!!」
レイニー 「ありがとうございます…お兄様…!!」
オニーソン 「いやいや、僕はちみの生みの親のようなもんだよ? 名付け親をやるのも当然じゃないか」
レイニー 「私すごく…すごく…嬉しいです…」
レイニー 「おお、レイニー…レイニー…なんて素敵なお名前なんでしょう…」
オニーソン 「へへっ、そんなに喜んでもらえちゃうとなんだかすごい照れちゃうな〜」
オニーソン 「あ、ちみの製作に命かけすぎて家族以外誰にも会ってないや…」
レイニー 「お兄様、急にどうなさったんです…?」
オニーソン 「しーちゃんとか、しーちゃんとか、しーちゃんとか…どうしてんだろうな…」
詩音 「オニーソンっ 」
オニーソン 「し、しししし、しっしーちゃん!!!」
詩音 「もうひどいよ、オニーソン…なんか変な発明するからってずっと部屋にひきこもっちゃうなんてさ…」
レイニー 「ど、どなたですか…?」
オニーソン 「ああ、しーちゃん…すごく会いたかった…!」
詩音 「オニーソン、すごく寂しかった…寂しかったんだからぁ…!」
レイニー 「え、え?」
オニーソン 「しーーーーちゃーーーーーんっ!!!」
詩音 「オニーーーーーソーーーーーーン!!!!」
レイニー 「ああ、なんかとっても素敵な光景です…」
オニーソン 「どぉうりゃぁああっ!!!」
詩音 「きゃああ〜〜〜!!!」
レイニー 「だっ、大丈夫ですか…!?」
オニーソン 「はぁはぁ…はぁ…僕ってば、一体何しちゃってんだろ…」
詩音 「もう、オニーソン 久しぶりだからって激しすぎなんだからっ」
レイニー 「あの…大丈夫ですか…?」
つづく…?