狐のお面・前編
小夜 「これは、私の大切な武装の一つであるこの面隠しにまつわるお話しです…」
小夜 「私にとって、忍者にとって、とても大切なこのお面…果たして私以外の皆さんはこの面隠しを装備する事ができるのか…」
小夜 「簡単に言ってしまえば、そんな感じお話しです…それでは、どうぞお楽しみ下さい…」
のんのん 「すごいにゃ! さすが忍者さんにゃ、全然誰だかわからないにゃ!」
小夜 「そう…ですか…?」
たると 「いいな、いいな、たるとも忍者の仲間入りしたい〜」
のんのん 「たるとは頭がでかいから隠れないと思うにゃ!」
たると 「ひどい〜そんな事ないよ! 小夜さん、そのお面貸して?」
小夜 「はい…では、どうぞ…」
たると 「ほらすっぽり隠れてるじゃん〜たるとだってこれで立派な一人前、忍者だもん!」
のんのん 「え〜耳がはみ出てるから、簡単にたるとってわかるにゃー」
小夜 「大丈夫ですよ、たるとちゃんとても似合ってます」
たると 「ほら、小夜さんだってこう言ってくれてるじゃんー」
のんのん 「悔しいにゃ、だったらぼくだって〜!」
たると 「奪い取るの早すぎ、被るの早すぎー!」
のんのん 「ほら小夜さん、ぼくの方が優秀な忍者って言うにゃ、遠慮する事ないにゃ」
小夜 「あ…はい…のんのんちゃんもよく似合ってます…」
のんのん 「なんか微妙な答えにゃ…これからみんなに被せて確かめるにゃ、ぼくが一番似合ってるという事をっ!!」
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ロセリ 「何なんですかぁ…いきなりぃ…」
たると 「なんかどうしようもなくのんのんがうるさいんで、これを被ってもらえますか?」
ロセリ 「え〜こんなダサいのを何で私が被らなきゃいけないんですかぁ?」
のんのん 「これが被れなかったら、小顔じゃないという事にゃ…」
ロセリ 「わかりました! 被ります、被りますってばぁ!」
ロセリ 「どうです? 全然余裕ですよ、私ちょー小顔でしょ?」
のんのん 「ほら、コギャルに被せたって全然似合うわけないにゃ」
ロセリ 「あーこんなダサいのどこで売ってるんです? ほんと趣味悪すぎですぅ!!」
小夜 「ダサい…ですか…」
たると 「小夜さん、そんな事ないよ…落ち込まないで…」
のんのん 「忍者はダサくて当然にゃ! 派手なら目立っちゃうにゃ、忍びじゃなくなるにゃ!」
小夜 「はぁぁ…」
たると 「のんのんっ!!」
のんのん 「んにゃ〜はりきって次の人のとこに突撃するにゃ!」
どうも小夜です…残念ですが今回はここまでです…
大して面白いとは言い切れませんが、無理矢理引っ張って次回に続いちゃいます。
どうか…お楽しみに。